【6/7】追記 : 介護従事者の賃金はなぜ低い?
昨日、介護従事者が深刻な人手不足に陥るのではないか、という記事を書きました。
それに補足で、情報を仕入れたので、追記という形で書こうと思います。
今日お伝えしたいのは、「賃金」についてです。
経済学的には、「補償賃金仮説」というものが働きます。これは仕事の”きつさ”に応じて賃金が上がる、という考え方です。
余談ですが、男性の方が、仕事に対する”きつさ”に抵抗が少ないという傾向があるため、「補償賃金仮説」が男女の賃金格差の生まれる要因とも言われています。
またこうした考えの他に、需要が高まれば、サービスの価格が上がり、賃金にも反映されるというのは誰でも理解できるでしょう。
しかし、、
介護従事者の賃金は、昨日書いたように人手不足になっても、賃金が上がらないのです。
それは、介護サービスの価格は、介護保険によって決められているからです。
そもそも、介護保険というのは、
高齢化社会で、医療費がかかりすぎる。まかなえない。だから低価格で保険を作ろう、という流れで作られました。
どれだけ、人手の需要が高まっても、介護を受ける側が支払うのは安い介護保険なのです。
その安く設定された介護保険料が、低賃金につながるということです。
今後、こうした状況への救済策も考えて行きたいと思います。
また情報収集をして、まためてみます。