#8 ホリエモンという難敵
前々回のブログで、大学生は落ちぶれて当然、入学以来モヤモヤがあったと書きました。
そのモヤモヤを、良くも悪くも払拭してくれたのが、ホリエモンの存在でした。
あの界隈の魅力
ホリエモン、落合陽一、箕輪厚介、前田裕二。新しい価値観という名のもとに、この界隈はメディアに引っ張りだこ。
個性的で、自分を持っている。話しは面白くて、お金は持ってるし、彼らの言葉に魅了されて、「よーし俺だって」と感化される若者は少なくない。
とにかく、あの界隈は「なんかすごくて、なんか惹かれる」。
でも、だからみんな勘違いする。
彼らが死ぬほど多動力を発揮していることも知らずに。
「好きなことだけに目を向ければ、それでいいんだ。」
と思ってしまう。
僕はまさにそう思って、皮肉にも、モヤモヤが晴れると同時に堕落がスタートしました。
堕落の第一歩
授業もまともに受けず、ホリエモンの動画を漁っていた僕にとって、大学なんて意味ないじゃんと、頭はガチガチに固まっていました。
1番の問題は何か。
それは大学をサボる分、◯◯に打ち込んだ。
というものがないことです。
大学をサボる分、全てが中途半端になった。
「好きなことだけに目を向けていればいい」という考えは、とても危険。
好きなことで生きている人は、面倒なことも嫌なことも非凡に取り組んでいる。逆に言えば、非凡な努力が出来ないから、世の中の大半は好きなことで生きていけない。
多動力がないなら大学に行け
結論はまさにこの見出しの通り。結局ホリエモンだって落合陽一だって、常軌を逸した努力を重ねてきた人たち。彼らにとっては努力でもなんでもないかもしれないけど、人よりもやってきたからあのポジションを獲得した。
ホリエモンに感化されている君、本当に大学を辞めて人の1000倍行動できるか。
無理だな…、と思うなら大学に通え。並外れた努力ができないなら、大学を辞めたところで何も変わらないだろう。
大学をやめようか、大学なんて意味があるのか。そう思った時、「自分は何者でもない」という事実に気が付こう。
少なくとも日本で暮らして行くのなら、◯◯大卒、という肩書きがどれほど活きるかは誰でもわかるだろう。
努力の型や没頭した経験がない人は、いつまでも「つまらない」「意味がない」と言い続けて行くのだ、と思った時、僕は一度大学生をやめる決断をしたのだった。