感覚派

賛否両論

#3 新設学部は倍率61倍。中央大学8学部の特徴を短く紹介

 

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中央大学は、言うまでもなくマンモス大学。

都心にある理工と、文系の集まるタマキャンパス、合わせておよそ2万4000人の学生がいる。

 

だから、授業の規模もでかい。1,2年生のころに、高校のクラスと同じような語学の授業があったりするが、一度に400人を超える授業は普通のこと。意識して授業を選択しない限りは、相互的な授業は少ない。

 

中央の学びはどんなものか。学部の特徴は?

体験談や2020のガイドブックなどを参考に、書きます。

目次


法学部はおごり高ぶっている? 

中央大学の看板学部といえば法学部。東大落ち早慶落ちが多い中、彼らはキャンパス内でおごり高ぶっているのでしょうか?

 

これに対する答えとしては、一般で入ってきた学生は、それなりのコンプレックスとプライドを持っています。

受験期の話や、学力に関する話になると、途端にベラベラと熱量持って話出す人も多い

(←めんどくさい)

けれどもおごり高ぶるようなモノはいません。

 

中央大の看板とはいえ、

例えばネームバリュー目当てで、中央法に推薦で入ったていう人もいるし、就活でも一般企業を目指す学生がマジョリティ。

他の文系学部とは、大した違いはないのです。

 

しかし、法学部の中でも法曹界(裁判官・検察官・弁護士のこと)を目指すエリート軍団が集まる炎の塔は別格と言われています。 

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炎の塔。時計台がそびえ立つ

なんか神聖な感じを醸し出しています。

司法試験合格者数が、東大京早慶に次いで5位を誇る中央大学(2018年)。ここの学生がその実績を支えているんですねえ。

ですが法曹の世界に進みたい学生が、全員ここで学べるとは限らないようです。

試験があるらしく、僕の友達には、試験に受からなかったから外部の学校に通って勉強しているという人もいます。

 

内部事情は詳細にはわからないものの、法学部の頭脳が集まっていることは確かです。

 
倍率61倍の新設学部 

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AERA dot.記事をスクリーンショット

5月のAERA dot. の記事より引用させてもらいました、この図。ご覧の通り、中央大の新設学部、「国際情報学部」と「国際経営学部」が国際系でダントツトップにいます。

 

正直言って、今更新設とは何を考えているのか。もう”国際”につられる受験生はいないでしょ…。と勘ぐっていたんですけど。だから流石に驚きました。

 
授業の7割は英語 

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7割は英語でやるというのは、国際系としてはもはやスタンダードでしょうか。

国際経営学部は、いわゆるグローバル人材育成の学部と言えます。英語での授業だけでなく、短期の海外留学が全学生の必修科目としてあったり。

また、国際経営学のコアとなる科目には、英語授業に加えて、日本語でのフォローアップなどが行われるチュートリアル授業も開講され、基礎力固めをしっかりやってくれるようです。

 

多摩の国際系学部に対して、市ヶ谷にキャンパスを構える国際情報学部。AIやIot、暗号通貨などに関心が高い人は検討する価値は当然ありです。が、シリコバレーでのインターン研修や、国際関係の授業も取らなきゃいけないので、世界に興味がないと厳しい?かも。

 

とはいえ、さっきもみたように想像をはるかに上回る倍率の2学部。

試験はどうなんでしょう。

 

他の学部と同じく、センター利用や一般など、チャンスは何度かあります。

そしてやはり、外部の英語検定試験を使った入試もあり、TOEFL iBTやTOEIC、英検、TEAPなどが対象になっています。意外にも、国際経営学部の方がボーダーは低いみたい。

 

一般入試は国際経営学部が2月10日。英語が200点、国語が100点。

国際情報学部は2月11日。英語が150点、国語が100点です。

言葉の力が合否を分けるという事ですね。

 
語学が好きなら総合政策学部 

国際学部に近い学部としては総合政策学部

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英語の授業と同時に、第二外国語の受講も必要ですが、基本的にどの学部も中国語やスペイン語、ドイツ語、韓国語などが設置されています。

しかし!

総合政策学部には、9種類(ドイツ語・フランス語・中国語・韓国/朝鮮語アラビア語・マレー/インドネシア語・ロシア語・ペルシャ語・ヒンディー/ウルドゥー語)の語学授業が設置されています。

さらにTOEFLやその他言語のの検定試験料を補助してもくれます。

 
ひろゆき氏卒業の文学部 

中央の中では入りやすいと言われている学部(文学部の人すみません)。

でも、あの2チャンネル開設者のひろゆき氏が在籍していた学部です!(笑

 

とはいえ、個人的には一番学問性が高いと思います。宗教とか、哲学とか、文化、とか、そういった類の授業が多い。

ちなみに、よく文学部を勘違いする人がいるのでいっておきますが、英文学部に入れば英語堪能になるわけではない。あくまで文学なので、そこ勘違いして入ると「あれ...」

ってなります。ですが、専攻していた言葉の国に2ヶ月語学留学した先輩もいたし、

これは完全に行きたいなら行けばいいまでです。

 

 
独り都心で頑張る理工 

ここで理系も出しておこう。申し訳ないけど、理工の後楽園キャンパスについてはあまりわからない。部活の関わりで理工に友達がいるけど、授業とかは関係ないです。

数学とかそういうゴリゴリの理系だけじゃなくて、都市環境とか災害対策を勉強してる子もいたので、「自分は文系だから」と選択肢から外さなくてもいいかも。

あとは「女子が少ない」と嘆いてるのもいるから、そこは注意。

 

 
楽勝学部=商学部 

たまに商学部ディスる言葉として、楽勝学部という事が言われちゃうみたいですが、

友達のイメージは堅実派、です。会計学科とか、金融学科とか、貿易学科とか、その名の通りお金に携わる仕事に関係する学部です。税理士とか会計士を目指す学生も当然います。

 

 
とりあえず経済 

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とりあえずビールと同じノリで選ばれる経済学部。僕の在籍学部でもあります。

で、たしかに、とりあえず無難に経済選んだという人が結構いる。経済なので、商学部と同じく、会計士・税理士を目指す学生も割といる。

 

※以下は、経済学部に限らない話です

1,2年生の勉強は、正直興味が持てなかった。経済理論だけを並べられて終わり、という授業も多いし。でも、3,4年生になると一気に選択肢の余地が広がる。

アジア経済、EU経済、米国経済、とか、そういう授業をとると、ニュースがすっと分かるようになる。という点で、役立つし面白い。あとは、日経記事の解説をしてくれる教授の授業もいたりするので、そういう現実視点も持ってる先生の講義は楽しい(でも残念ながら楽しい授業は滅多にない)。

 

それから、一応体育の授業もある。意外て思うかもしれない。

僕は1年生の時サッカーをやってました。というように、中高の体育とは違って、競技別の授業なので、好きなスポーツを選択する。

 

それと、他学部履修というシステムもあるので、モチベーション次第で自分の専攻外もやれる。

 

そんなところでしょうか。詳しいことは、各ホームページで。

法学部

経済学部

商学部

理工学部

文学部

総合政策学部

国際経営学部

国際情報学部

 

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