感覚派

賛否両論

#6 大学生は落ちぶれて当然

 

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「大学生になったら、楽しいことしかないよ。だから、今、頑張ろう」

高校三年生の受験期、幾人かの先生たちがそう言っていた。

 

だけど、実際のところどうだったか。僕の4年半の大学生活で楽しかった割合は、せいぜい40%程度だったと思う。

大学生(特に文系)は時間がありふれているし、お金も使える。友達や彼女と遊んだり、飲みに行ったり、確かに楽しい時間はあった。だけど、何かを頑張ることが皆無になっている状況には、ずーっとモヤモヤしていた。。


どこを目指せば良いの… 

入学して以来感じていたモヤモヤの最大の原因は、目指すゴールが消えたこと。

何て贅沢な悩みかと今になれば思うけど、大学生になるまでは、高校受験とか大学受験とか、当たり前のレールに敷かれた先にある目標に向かって過ごしていればよかった。 

大学生にとっての一般的なゴールは就職。ほとんどの学生にとって、卒業以上に、就職することが大きな目標となる。

だけど、まるで実感がわかない。勉強の点数以外のことで図られるゴールには、一切実感がわかなかった。働くことがイヤということではなく、一体自分はどこに向かっているのかわからなくて、ボーッと漂流している感じだった。

バイトも勉強も部活も遊びも、意味が感じられなくなくなるし、時間がたっぷりあるせいで、無駄に悩むことも増えた。中高のように、授業部活に追われる忙しい時期がなんと幸せだったかと思ったりもするようになった。 


大学生は落ちぶれて当然 

だから、そういう”自由”を手に入れて、しかも4年間という時間を前にして、大学生は落ちるものだと思う。入学後上昇し続けた人間は少なくとも周囲にはいない。遊び呆ける大学生がいるのは当然だし、授業に行かない勉強しないは当たり前。 

大学生は落ちぶれて当然だ。

 

ただ一つ言っておきたいのは、

落ちぶれる=不幸せ

ではないこと。遊び惚ける毎日は楽しいし幸せ。だけど、いつの日か、その惚け切った自分に気づく。 


自発的なエネルギーが必要 

この4年半の大学生活を終えた今思う結論は、

「自発的なエネルギーをいかに出して、いかに持続できるか」ということ。

誰に指示されることもなく、自ら何に没頭するのか、そして没頭するエネルギーとモチベーションをどう保っていくのか、大学で落ちぶれないためのキーワードは「自ら没頭」だ。

 

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